JA糸島青年部「４つの柱」
青年部に所属する若手農家の面々は、糸島野菜と同様、多種多様な経営の在りかたや、技術、経験、思い、性格などをもって集まっています。
全国的にも若手農家が多いことからグループは大所帯です。
そこで、生産物によって４つの分野に分けることで、同じ方向性を持った若手農業者が情報交換をしたり、相互研鑽をしたりできるような組織づくりをしています。
わたしたちは仲間であると同時に、良きライバルでもあります。
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蔬菜専門部
露地、施設野菜の農家が所属する蔬菜（そさい）専門部。
露地野菜では、県内最大の生産量を誇るブロッコリーや、加布里キャベツ部会の早生キャベツその他「旬」の野菜を栽培しています。
施設野菜では、博多あまおうをはじめ、きゅうりやトマトを年間通して栽培しています。
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普通作専門部
主に米・麦を生産している農家が所属する普通作専門部。
糸島は米・麦の二毛作が主流で、大半のメンバーが１年を通し大規模生産を行っています。
機械いじりと農業談義が好きな「農業オタク」の集団です。
「きちゃんなっせい！糸島」という田植え・稲刈り体験イベントを毎年企画開催しています。
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花卉専門部
個性溢れる若手農家のメンバーで構成・活動している花卉（かき）専門部。
苗物、切花、鉢物など、様々な栽培を行っています。
特に力をいれている活動は「花育」です。行政（福岡県や糸島市）と協力し、消費者の方に生産現場の見学や、種まきから管理、フラワーアレンジメントと、花が咲くまでの作業体験をしてもらうことで、花を身近に感じてもらいたいという活動をしています。
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果樹専門部
主に柑橘を栽培する若手農家が所属する果樹専門部。
お互いの圃場周りや産地への視察などを行い、生産性・品質の向上を目指しています。
さらに、糸島のみかんを守るため、高齢になった農家の剪定作業を請け負うなどの活動をしています。
この活動は「JA青年部全国大会」で発表し、高い評価を受け、最優秀の「千石興太郎記念賞」を受賞しました。
ちかっぱ糸島
日ごろの感謝を“ちかっぱ”こめて。
命をつくり、未来を育てる。
ＪＡ糸島青年部のハートが、全国に広がっていきます。
年に一度、12月上旬に青年部自ら企画・開催するメインイベントの農産物大直売会、「ちかっぱ糸島」。
農業者が一から企画運営するイベントは珍しく、立ち上げから宣伝活動、開催当日の販売まで、すべて若手農家で手がけています。
「美味しいものがたくさん集まる街」として人気スポットの糸島市。
北西に玄界灘、南に背振山系の恵が育んだ自然豊かな糸島市は、美味しく冷たい水と適度に温暖な気候で、農業にはとても適した場所です。糸島の大地が可能にした高品質で多種多様な「糸島野菜」は、「伊都菜彩」をはじめとした発信源により広く知られるようになりました。
その裏には農業者たちのこだわりと情熱があります。
わたしたち農家のハートを、魂を全国に広げて、“ちかっぱ”日本を元気にしたい。
その思いから始まったのが「ちかっぱ糸島」です。
その日の朝に収穫する新鮮野菜や博多あまおうを大特価で惜しみなく店頭に並べます。
みかんの詰め放題はイベントの一番人気。飲食ブースでは若手農家の「農家メシ」を提供します。
ステージイベントでは、ちかっぱ糸島で誕生したオリジナルヒーロー「コメンジャー・ショー」で盛り上がりは最高潮に。
フィナーレはみんなで風船飛ばし。風船には「マリーゴールド」の種が入った袋が付いていて、世界を花で満たそうというもの。
遠くは福島県会津から風船が届いたとお手紙を頂き、
中には「家族が亡くなって傷心な時に、ささやかな温かい感動をもらいました」と、綴られていました。
わたしたち農業者は、世界中すべての人の暮らしを支えたいという思いがあります。
安心安全な食材を届けて、子供たちの成長を手助けしたい。
「マリーゴールド」の花言葉は、生命の輝き。
命をつくり、未来を育てる。
わたしたちのハートが少しづつ、全国に広がっています。
